環境と社会のために、阿嘉島から世界へ
AMSLについて
Akajima Marine Science Laboratory
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Greeting
研究紹介
Research Introduction
ロケーション
Location
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2022年6月4日、大森先生がご逝去されました。大森先生は阿嘉島臨海研究所の所長として精力的に野外調査を行い、研究員と日夜、サンゴ礁研究における知見を実用的な保全技術に結びつけるため努力されていました。
大森先生と最後にお会いしたのは2019年の8月。白い口髭、白いハット、麻のジャケットで颯爽と現れ、海をバックに絵になる人でした。初めてお会いした20年ほど前、大森先生を本部町の瀬底実験所から那覇まで車でお連れしました。車中はとても楽しく、色々とからかわれっぱなしでした。大森先生も私も時期は違いますが米国のスクリプス海洋研究所に在籍したことがあり、近くのビーチや日米の研究環境の違いなど話題は尽きませんでした。
後年、ナショナルジオグラフィック制作だったと思いますが、世界各地の海洋全般を扱ったドキュメンタリーを熱心に見ていましたら、最後に監修 Makoto Omoriとあり、大変驚きました。世界の海を知る大森先生だからこそ監修可能な内容でした。多くの有名な海外研究者ともコミュニケーションがあり、阿嘉島にも来訪が絶えなかったようです。研究員にとっては大変な刺激だったのではないでしょうか。
2022年の暮れに大森先生のご遺骨は大好きな慶良間の海へ散骨されました。そして2023年3月、先生のご遺志と、ご遺族の皆様のご意思により、当財団にご寄付を賜りました。サンゴ植付が行われた阿嘉島の真謝の浜では毎年、サンゴの産卵を阿嘉島の子供たちが観察しています。美しい海を未来につなげなさいよと、先生がいたずらっぽい笑顔で阿嘉島のみんなを応援してくれているようです。
熱帯海洋生態研究振興財団 比嘉幹彦
志田喜代江さん(郷土史家で竹久夢二の研究家、駿河湾桜エビ漁九十年史の著者)
Carden Wallace博士(オーストラリアのサンゴ研究者:ミドリイシ類の分類学の大家)
大森 信 (Makoto Omori) – マイポータル – researchmap
サンゴの「増殖」をめざして 大森 信 氏 (athome-academy.jp)
「私とサンゴ礁」ja (jst.go.jp)
総説:さんご礁の修復のための研究と技術の進歩 私たちはこれまで何をどれほど学んだか改訂 (u-tokyo.ac.jp)
日本サンゴ礁学会ニュースレター NL_no.96-web.pdf (jcrs.jp)
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